喪中はがきの宛名を印刷したいがプリンタの使い方がわからん、と父に呼ばれた。
聞けば、一昨年買ったはがきプリンタで、母がデータ入力したそうだ。その後、年賀状を一度印刷しただけで、次の出番は母自身の喪中はがき印刷になってしまった。
このプリンタ、専用機だけあってとても使いやすく、取説など読まなくても迷うことなく宛名を印刷することができた。開発陣は試行錯誤したのだろうな、と想像できる。
その努力も、父には「わからん」の一言で切り捨てられてしまう。
いろいろと虚しさを覚える週末だった。
それでも、呼びつけられてすぐに操作できたのだから、開発陣の努力に感謝したい。
誰か一人に認められなくても、他の誰かがきっと認めてくれる。努力ってそういうものなんだ、と思うことにする。実感はできないけれど。