今朝、家を出ると、
ふう、
と金木犀の香りがした。
そういえばもう10月。
金木犀って、もうちょっと早くなかったかな?
と、あたりを見回しても、
あの橙色の小さな花は見あたらない。
駅までの道、
金木犀の咲く場所は、だいたい覚えてる。
駐車場の角、
タバコ屋の向かい、
病院の手前の十字路、
ポッキーの家の、生け垣の奥。
それなのに僕は、
僕の家の玄関先を甘く彩る金木犀が、
どこに咲いているのかを知らない。
きっとどこかでひっそりと、
けれど華やかに鮮やかに、
誇らしげに、少し生意気に、
あの小さな橙色の花を咲かせているのだろう。
それは、
意外と近いのかもしれないけれど。
2007/10/18(Thu) 23:42
thxthx
いつも通り、6時間ぶっ通し休みナシ、の打ち合わせを終えて帰る午後10時。
へとへとの体をへとへとに引きずって、吉野家のカウンターに這い上がる午後10時。
一杯の牛丼を紅ショウガで真っ赤に染めて、ひとくちごとにため息をつく午後10時。
駅前の吉野家には、こんな時間でもひっきりなしに客が来て、お弁当を持ち帰ったりするのです。
で、店員は、袋に詰めた牛丼を渡しながらこう言う。
「ありがとうございますありがとうございましたー」
なぜか2回。
なぜか現在形と過去形で1回ずつ。
聞き間違いか、と思ったのですけれど、
やっぱりどの客にも、
「ありがとうございますありがとうございましたー」
と、言っている。
それほどまでにありがたいのか。
まあありがたいんだろうけれど、
2回言わなくてもいいじゃないか。
でも、
牛丼とお新香を食べ終わった僕は、
「ありあとあしたー」
と、なんだかとても投げやりな感じで追い出されたのでした。
ちょっと寂しい、午後10時。
家へと向かうバスは、なかなか来なかったのでした。
へとへとの体をへとへとに引きずって、吉野家のカウンターに這い上がる午後10時。
一杯の牛丼を紅ショウガで真っ赤に染めて、ひとくちごとにため息をつく午後10時。
駅前の吉野家には、こんな時間でもひっきりなしに客が来て、お弁当を持ち帰ったりするのです。
で、店員は、袋に詰めた牛丼を渡しながらこう言う。
「ありがとうございますありがとうございましたー」
なぜか2回。
なぜか現在形と過去形で1回ずつ。
聞き間違いか、と思ったのですけれど、
やっぱりどの客にも、
「ありがとうございますありがとうございましたー」
と、言っている。
それほどまでにありがたいのか。
まあありがたいんだろうけれど、
2回言わなくてもいいじゃないか。
でも、
牛丼とお新香を食べ終わった僕は、
「ありあとあしたー」
と、なんだかとても投げやりな感じで追い出されたのでした。
ちょっと寂しい、午後10時。
家へと向かうバスは、なかなか来なかったのでした。
category 1.日記