朝からトイレの前を行ったり来たり、ああもう早く来ないかな来ないかなと落ち着かないのだ。
何が来ないって、たぶん皆さんはまったく別のことを考えているのだろうけれど、来ないのは猫なのだ。
トイレの前で猫を待っているなどと言うと、猫ですかどこですか猫ですか、ボクって猫大好きじゃないですかあ、どこですか猫どこですかとすり寄ってくる猫好きの方ももしかしたらいるかも知れないけれど、そうじゃない。
クロネコを待ってるのだ。クロネコヤマト。
我が家でずっと使ってきたaiwa社製アクアレットが、先月あたりからどうも調子悪い。
アクアレットというのは簡易型ウォシュレットだと思っていただきたい。便器の横にタンク兼操作パネルを置き、そこから噴出ユニットを横に伸ばして、便器と便座の間に挟む。これで一人前に温水洗浄便座になる、というすばらしいものだ。なんでaiwaがこんなもの作ってたのか知らないけれど、10年近くまえに、まだ温水洗浄便座が高価だったころから、毎日毎日、ではないけれど、我が家で活躍してくれた。これのおかげで、僕は今では旅の宿探しはまず温水洗浄便座の有無を確認セヨ、というほど清潔好きな尻になってしまった。
それがとうとう、なんだかランプをチカチカさせてコンセントをいちど抜かないと動かない、という症状が出始めた。
ああもうこれは寿命なのだな…と、少し寂しい気はしたけれど、そんなことも言っていられず新しい温水洗浄便座を買うことにした。いまのが動かなくなってからでは遅いのだ。
アクアレットはたしか19800円くらいだった。2万円は切っていたと思う。
そのころの一般的な温水洗浄便座というと10万円くらいするのも珍しくなかったから、たかが尻洗い機に10万も出せるかべらぼうめい、と僕はアクアレットを選んだ。けれど、今は2万円チョイで温風やら脱臭やらの近未来トイレ的な機能が付いているんだなあ。
でも。
許せない点が1つ。水勢が3段階しか選べない、という。
アクアレットは、アナログなダイヤルで無段階調節ができた。
今日のボクはちょっとアンニュイだからやや弱めにシトシトシト…という微妙な調節ができないじゃないか。高い機種だと5段階になるけれど、そうなるとちょっと手が出ない、というほどでもないけれどたかが尻洗い機にそんなに払えるかべらぼうめい、と僕の中の江戸っ子がまた騒ぎ出す。
そこで、なにも最新機種じゃなくてもいいんだよな、と旧モデルを探してみると。
ありました。そこそこのお値段で、水勢5段階、脱臭機能付き。乾燥機能はないけれど、これはいらないだろう。乾くまでじーっと待ってられるかいべらぼうめい。
旧モデルといっても、どうも最新モデルは極限までケチケチ、コストダウンだケチケチ、とどうにもケチくさい低コスト版といった様子だから、ケチケチ化直前のモデルを買ったと思うと気分がいい。
…という思いにふけっていると、やっとクロネコさんがやってきた。
僕はいそいそと開梱すると、ちゃっちゃかちゃっと取り付けたのだった。
いやー。
やっぱり、新しいのはいいや。
お湯の当たり方が、やわらかいねぇ。
もっと早く買い換えれば良かったなー。
とゆーわけで。
旧モデルだけど、お薦めですよ。取り付けも簡単でした。
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INAX CW-RS2。
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